ニセ医学を見抜くキーワード5選!! 嘘情報に注意!

ニセ医学を見抜くキーワード5選!! 嘘情報に注意!

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アマゾンでたまたま「病院・医者」カテゴリの本のページを開いてみたところ、あまりに非科学的なニセ医学本であふれていたのでこの記事を書いています。インターネット上でも、あまりに多くのニセ医学記事を目にしますが、実際に団体やクリニックベースで広めている集団もあります。実際に医療現場で働いている医師がみれば一目でイカサマでありニセ医学だと気付くのに、どういうわけか一般の方々には非常に人気があるようです。「普通医者ならこのような本を書かないはずなのに書いている」というところが魅力の一つになっているようです。そしてなにより、ニセ医学を広めている医師達も、それがニセ医学だと分かっているだろうと思います。それなのに、何故広めるのか。それは、非常に儲かるからです。
米国アマゾンではニセ医療本の販売停止を開始しています。イカサマ本は非常に良く売れるため、手を出す出版社がたくさんいるのが現状なのです。

 さて、今回はこれまで良く目にしてきたニセ医学だと分かるキーワードを紹介していきたいと思います。

『日本でしか抗がん剤治療は行われていない』

大嘘です。だまされる人はいないと思うかもしれませんが、多くの人がだまされているようです。日本の治療がひどいという宣伝で、今の治療ではいけないと誘導する文句です。多いのはアメリカでは抗がん剤治療をしていないと主張するケース。大嘘です。アメリカでも抗がん剤治療は行われています。

『医療界や製薬会社はグルで嘘をついている』

こんな文句にだまされる人がいるのかと思うかもしれませんが、だまされる人が多いのです。これは陰謀論やオカルト宗教などで流行っているような言い回しで、一度信じこんでしまった人はなかなか抜け出せなくなるでしょう。

『どんな癌でも治ります』

宣伝文句があまりに極端なケースです。全種類の癌を根治できる治療はありません。「この治療で末期癌が消えます」「これは魔法の治療です。」このような表現はほとんどニセ医学です。このような表現を用いて患者を集める時点で専門家の意見ではありません。どのような種類の癌に対して、どのような治療法と比較したときに、どのくらいの効果があったのかといった情報が必要です。

『○○博士が推薦している治療法です』

これは非常に多い宣伝文句です。「一人の経験のある医師の言葉」で過剰に宣伝するパターンです。一般の方にとっては非常に信頼できる言葉ですが、医療者的には極めて信頼度が低い言葉です。治療効果は、データとして他者からの客観的な評価を受け、多数の専門家から正確性が確認され、有名な雑誌に論文として掲載されて初めて、信頼できる治療効果と認められます。宣伝されている治療法の根拠として、有名な研究とその論文があるか、ということです。

『余命3ヶ月と言われたけど5年も生きた』

少数の患者の経験談が過剰に宣伝されるケースです。これも信頼できそうに思えますが、正しい表現の仕方ではありません。仮にこの患者の言葉が真実だとしても、全員が全員、余命3ヶ月だったとしても5年生きられる、と誤解してしまいます。大人数を対象とした研究を行った場合に特殊な例は必ず出現します。そのような特殊な例を、あたかも一般的であるように宣伝してはいけません。医療広告についての厚生省のガイドラインでは患者の体験談を用いた宣伝に対する規制があります。


以上です! これらのキーワードがあれば100%ニセ医学というわけではありませんが、これらのキーワードを見たら一度立ち止まってニセ医学の可能性はあるか?と疑ってみてください。だまされないように、気をつけてください。