遅れてやってくるアレルギー:サーファーは要注意?

遅れてやってくるアレルギー:サーファーは要注意?
食物アレルギーというと、食べてからすぐに体が痒くなったり、皮疹がでたりというのを想像します。
しかし、なかには忘れた頃に出現する、遅れてやってくるアレルギー反応(遅発性アレルギー)もあります。しかもこれが意外と身近なところに潜んでいるのです。
 
それは・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そう、納豆アレルギー
 
納豆アレルギーは、一般的に8-12時間後に発症する遅発性アレルギーの代表例なんです。
 
ではなぜ納豆アレルギーは遅れてやってくるのか。
 
原因物質であるポリガンマグルタミン酸(PGA)がめちゃめちゃ高分子!!
 
納豆は発光によって粘稠度の高い物質を産生しますが、主にPGAとフルクタンという多糖類で構成されています。このPGAは数十から数百万Daの高分子ポリマーであり、これが腸の中で分解されて、抗原性を発揮する分子まで小さくなるのに時間がかかるという考え方が最近なされているようです。
 
摂取してから時間が過ぎてから症状がでるので、外来でもなかなか診断が難しいのです・・・
 
また、この納豆アレルギーはサーファーやダイバーに好発することが知られている(!?)
その理由としては、クラゲに刺されたときにクラゲ内のPGAで経皮的に感作されてしまうことが原因といわれています。
 
納豆アレルギーは納豆を食べた直後には症状がでないけれど、半日程度経過してから起こる、非常に遅れて発症するアレルギー。
みなさんも頭の片隅に、覚えておいてください。
 
Allergol Int. 2018 Jul;67(3):341-346.