太極拳が高齢者にとって良い運動である。

太極拳が高齢者にとって良い運動である。
高齢化に伴い、高齢者の転倒による救急搬送などは、よく経験しますし、入院中であっても病棟で転倒することもしばしばあります。
 
 
転倒の危険性は、入院中であってもなくても運動量の低下による筋力低下などが進んでいるにもかかわらず、これまで通りのように動こうとするときに起こるのだと考えられます。
 
転倒リスクの高い高齢者には運動が勧められるが、どのタイプの運動の効果が高いのかは明らかではありません。
 高齢者では、転倒は外傷の主な原因となりますし、場合によっては死にいたる場合もあり、医療費の上昇にもつながります。ゆえに、転倒予防のための有効な介入法の確立は、公衆衛生上も重要です。
 
 今回のものは、太極拳、複合型運動プログラム、ストレッチングエクササイズの3群にランダムに割り付けて、6カ月間の介入を行い、さらに6カ月追跡して長期的な転倒予防効果を検討しました。
 
結果としては
 
 
 太極拳と複合型運動はいずれも、ストレッチに比べ、重度の外傷性転倒を減少させました。
 
 ストレッチと比較した転倒後の入院は、太極拳でのみ有意に減少していました。
 
 
 これらの結果から、治療が必要になる外傷性転倒の予防では、太極拳をベースにした運動がが他の種類の運動よりも効果が高かったため、転倒リスクの高い高齢者に対する単独の介入法としては、太極拳ベースの運動がが勧められるとしています。
 
 
ラジオ体操を行ったりする施設も見たことがありますが、太極拳がいいというのは面白いですね。
まずは、若いときからしっかりとした足腰の筋力をつけておくことは、将来のケガ予防になることは間違いないと思います。
 
JAMA Effectiveness of Tai Ji Quan vs Multimodal and Stretching Exercise Interventions for Reducing Injurious Falls in Older Adults at High Risk of Falling  Follow-up Analysis of a Randomized Clinical Trial