腕立て〇〇回できれば心血管疾患のリスク低下

腕立て〇〇回できれば心血管疾患のリスク低下
腕立てができると心血管疾患のリスクが低下するらしい。
 
一見すると「は?」という研究ですが、そもそもこの研究の目的は、客観的に体力を測定するには何が良いのか、という話です。
 
一般的な体力測定方法としてはトレッドミル試験などがあります。
トレッドミル試験とは、心臓に少し負荷をかけることによって心臓の機能や運動耐応能を調べる検査で、ベルトコンベアの上を歩行していただいて、心電図、血圧などを計測します。心血管疾患の発見などによく用いられます。
 

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しかし、この検査はどこでもできるわけではありません。トレッドミルは決して安価な機械ではありません。検査費用も発生します。
 
では簡便で低コストな体力測定方法はないのか
 
そこで、思いついたのが
 
「腕立て伏せ」
 
ということです。
 
ハーバード大の研究グループにより、18歳以上の1000人以上の男性消防士のデータを10年分用いて、腕立て伏せ可能回数と心血管疾患リスクの関連について検討されました。
 
10年間の追跡中に心血管疾患に関連するイベントは37件発生していました。
この結果を解析すると、腕立て伏せ可能回数が40回の男性では、10回以下の男性と比較して、年齢やBMIで調節しても、心血管疾患の発生リスクが96%も低かったことがわかりました。
 
もちろんかなり限られた集団に対する研究であって一般化できないのは確かです。女性や他の年齢層や職業の方のデータで検討すべきではありますが、客観的な「体力」測定方法として、腕立て伏せは予想以上に良かったということを、真面目に取り組んだ面白い研究ですね。
 
もしかしたら、健康調査のアンケートやクリニックの問診で、「あなたは何回腕立て伏せができますか?」と聞かれる日がやってくるかもしれません笑
 
 
JAMA Netw Open. 2019 Feb 1;2(2):e188341.